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穴いれぽこぽこ(エロい話じゃありません)
「穴いれぽこぽこ」
なんのことかわかりませんよね?昨年から一緒に仕事をするようになった妻が名付けました。
押しばねの端面を平らに削る工程です。まずは動画をどうぞ。
穴のあいた回転する円盤に押しばねを投入すると、上下2枚の砥石の間にばねが運ばれます。
上面と下面を同時に削ってくれる機械なんです。
機械は新しくなって、砥石の位置の調整など段取りはだいぶ楽になりましたが、手でばねを入れるのは変わらず。
この作業、私は小学生の頃からやってました。超ベテランです。
時間あたりの数に自信がありますよ。この動画のばねで分80個入れてます。
この作業をしない、「無研削」というばねもあります。
こんなやつです。材料の丸線のままで平らな処理をしていません。
こちらの魅力はなんといってもコストです。
先ほどの動画のばねの販売価格のうち、約5割を研削費用が占めています。
研削工程をなくすことで半額になりますよ。
両端研削がほんとうに必要か?考えてみてください。
うちとしては、設備が整っており、もの補助でも「研削工程の改善」をメインに採択をいただき、研削には自信があります。研削があったほうが、売上も大きくなるし、利益も増えますが、
うちのような末端の部品が高ければ、おのずと最終製品の価格にも影響しますよね?
それはうちのお客様や最終製品の購入者にはメリットになりません。
わたしどもの扱うばねは単純で安価であることが、世のためだよなぁ~、と思いながら
研削工程の廃止などを提案させていただいております。
是非、お気軽にお問合せください。